地質調査孔を井戸として利用(松山市河野中須賀)

地質調査孔を井戸として利用(松山市河野中須賀)


昨日から涼しくなってきた松山市です。

相変わらずバタバタが続いてまして、9月後半頃じゃないと動けないかもしれません。。(^_^;)

天候により順延してしまうため、最近の雨のせいで予定がずれ込んでしまってます。。

嘆いててもしょ~がないので、ブログ更新といきましょ~♪

7月下旬になりますが、知り合いの地質調査業の方から、「調査ボーリング孔にケーシング(VP50)を挿入し井戸として設置したので、ポンプ移設をお願いできますか?」と依頼がありました。

調査井は2本あり、片方は既に水量調査や水質検査が終わっているらしいのですが、もう1本はデータが何もないため、まずは確認したいとのことでした。

浅井戸とポンプ
これが既存の井戸とポンプです。深度が浅いとのことで水量が少ないようです。
地質調査用の孔を井戸として利用

まずはこの調査孔の洗浄と水量調査を行います。

地質調査ボーリングパイプの洗浄

エアーリフト洗浄開始です。

地質調査ボーリングパイプの洗浄

エンジンポンプで揚水し、簡易水量調査を行います。

地質調査ボーリング井の水量調査

計測すると約10L/min程度です。これでは使えないということで、予定していた水質検査は中止とし、もう1本の調査孔にポンプを移設することとします。

っが、お客様曰く「当時のデータ計測では揚水ポンプではなかった気がする」とおっしゃられていたので、こちらも水量調査を実施しました。

地質調査ボーリング井戸の水量調査

見えにくいですが、中央よりやや右上に見えるパイプが調査孔です。こちらもVP50でした。

地質調査ボーリング井戸の水量調査

エンジンポンプにて揚水すると、1本目とは全然違う水量でした。

地質調査ボーリング井戸の水量調査

これで安心して移設することが出来ました!

地質調査ボーリング井戸へポンプ取付

「一時的に使うだけだから綺麗に仕上げなくてもいいよ。パイプも地面を這わして構わない」とのことでしたので、送水側も露出配管としました。将来的に洗浄が必要になるかもしれないと思い、上部に開口部を設けています。

これで一安心・・・・

っと思っていたのですが、翌朝使おうとしたところポンプが回るが水が出ないと連絡がありました。

接続部の緩みかなと思い、ネジ部にシール材を塗布。呼水も抜けていたので注水し運転すると給水開始となりました。

しかし、また別の日。水が出ないということで、同じ症状でした。

井戸に水が返っているのが原因であるのは間違いないのですが、では一体どこから?調査孔を仕上げた業者さんに、どのような仕上げをしているのかお客様に確認してもらったところ、報告書も貰っていたようで、そこには「ケーシング管とポンプを直結しないでください」と書かれていたそうです。

仕様書図面を見てみると、地面から僅か数メートル以内にストレーナ(取水孔)が設けられていました。

ケーシング管の連結部(ソケット等)の仕上げも気になるところなので、報告書通りに内部に吸水管を挿入して吸水する方式にチェンジ。

地質調査ボーリング井戸へポンプ取付

その後、水が返るという事はなくなったので、これでようやく一安心です♪

地質調査用の穴を井戸として使われる方も多いようですが、ほとんどの場合、地質調査用なのでVP50仕上げが限界でしょうか。

それだと、万が一水位が降下し陸上ポンプの吸水限界水位(7~9m)を下回ってしまうと、陸上ポンプでは水を吸い上げることができません。

小口径の井戸に使える深井戸シングルジェットポンプというものがありますが、正直なところ、オススメすることはできませんね~(^_^;)

取付には特殊な方法を用いる必要があり、またメンテナンスで内部から引き抜こうとしても、長年の錆等が付着して引き抜くことが困難であったり・・・

無理に引き抜き井戸本管が破損してしまい、ジェットが入らないor水が上がってこない・・・そのため井戸を掘り直すといった方もいらっしゃいました。

水位が深い場合は、深井戸水中ポンプを挿入し、井戸内部から「押し上げる」という方法で給水することが理想ですので、水中ポンプが挿入できるφ100mm以上での井戸仕上げをオススメします(^^♪

井戸やポンプのことなら、お気軽にお問い合わせくださいませ(*^^)v



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近松 良浩

愛媛で井戸掘りを行っている「近松井戸工業所」のブログです。 仕事という括りから抜け出し、井戸掘り活動として面白おかしく発信していこうと思います。

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