古井戸の補強 エピソード4(最終)

古井戸の補強

古井戸の補強 エピソード4(最終)

11月になり初投稿です(^O^)

今年の予定もかなり埋まりつつありますので、ボーリング井戸掘井戸などの長期工事は来年になりそうです。

さて、今回の記事は宇和島市での古井戸補強エピソード4を書いていきたいと思います。完結編となります。

敷地内にある3基目の井戸なんですが、こちらも掘井戸タイプで石積みとなっています。ただし、地面と同じ高さになっているため、井戸があることに気づかず危ないのではないかという不安もあり、井戸ガワを設置させていただきました。

古井戸の補強
施工前

高さ600mmが既製サイズなのですが、今回は高さ300mmの井戸ガワを製作しました。

古井戸の補強
古井戸の補強

このような仕上がりです。継ぎ目にはセメントで固定しています。

井戸蓋も製作し設置しました。

設置した日は、生憎の雨でしたので、セメントが濡れないよう養生しておきます。

古井戸の補強

後日、確認に行くと、しっかりと固まってました(^O^)

古井戸の補強

古井戸も放置していると危険なことがありますので、井戸蓋や井戸ガワなどは目に付きやすいようにしておきましょう♪

井戸のことでお困りの方は、お気軽にお問い合わせくださいませ~(≧∇≦)/

井戸やポンプの情報を共有する井戸端SNSもありますので、お気軽にご参加くださいませ~!!


古井戸の縮小・再生工事

古井戸の補強・再生 エピソード3(宇和島市本町追手)

宇和島市での井戸再生工事の続きの記事となります。

前回は「井戸の埋め戻し」を行いましたが、今回は「井戸の縮小」です。

解体中に発見した古井戸ということですが、調べてみると隣の敷地にも跨って掘られていたそうです。また、次の建築物の基礎部分にも重なってしまうため、どうにか保存する方法はないかというご相談で、井戸の縮小工事を提案させていただきました。

古井戸の縮小・再生工事

このような井戸です。写真左側が隣地側となり、右側には建物の基礎が来る予定です。

設計士さんの話ではコンクリート境界部分から500mm以内には収めて欲しい希望もあり、仕上がり寸法を逆算していき、最適な口径の管を選択します。

最終的にφ300mmの井戸に仕上げることとしました。

まずは井戸の水を抜き、孔内状況を確認します。以前、確認した時にも発見した吸水管の残骸を撤去することにします。

古井戸の縮小・再生工事
落下している吸水管

撤去の様子をYouTubeに載せていますので、良かったらご覧ください。

落下物の撤去が終わると、次は孔底に砂利を充填します。

古井戸の縮小・再生工事

次に、井戸本管となるパイプを挿入します。

古井戸の縮小・再生工事

隣地境界や基礎部分に重ならないよう、慎重に位置決めを行います。

古井戸の縮小・再生工事

位置が決まれば、周囲に砂利を充填していくのですが、その際にも横からの圧でパイプが動かないように慎重に充填していきます。

古井戸の縮小・再生工事
古井戸の縮小・再生工事

透水率の高い砕石なので、あまり水締めは期待できませんが、洗浄の意味も込めて水を注ぎ込みます。

古井戸の縮小・再生工事

ある程度まで充填できれば、次は真砂土を充填していきます。

古井戸の縮小・再生工事
古井戸の縮小・再生工事

充填したことにより濁り水が溜まっているので、透明な水になるまで連続揚水を続けていきます。

古井戸の縮小・再生工事

現段階では、まだ仕上げレベルが決まっていないとのことでしたので、仕上げ用の枡と高さ調整用のアジャスターをお渡しし、一先ず全工程完了です。

古井戸の縮小・再生工事

次の記事では、最後の工程「既存井戸の改修工事」を書いていきたいと思います。

井戸の補強や縮小などをご検討の方は、お気軽にお問い合わせくださいませ~(≧∇≦)/


古井戸の埋め戻し工事

古井戸の埋戻し エピソード2(宇和島市本町追手)

こんばんわ~(^O^)

前回の更新から、また時間が経ってしまいました( ̄▽ ̄;)

なんてこった~・・・

急いで書いていきますーーーーー!!!!!

前回の記事(古井戸の埋戻しと再生へ エピソード1(宇和島市本町追手)の続きになりますが、まずは埋め戻し作業から開始です。

古井戸の埋め戻し工事
埋め戻す井戸

この井戸を埋めていきます。まずは孔内状況の確認です。水中ポンプで水を汲み出していきます。

古井戸の埋め戻し工事
水中ポンプにて水を汲出し中・・・

すると中から何かが・・・

古井戸の埋め戻し工事

ゴミなどはありませんでしたが、吸水管と思われる管が落下したままとなっていました。

このまま埋めてしまうのも心苦しいので、頑張って撤去することに。

古井戸の埋め戻し工事

中に潜入してロープに引っ掛けて吊り上げる方法としました。

カメラにて孔内潜入動画も撮影してみましたので、是非ご覧ください。

パイプもなんとか回収できたので、次は空気抜き用の竹筒を挿入していきます。塩ビ管でされる方もいるようですが、他県の業者さんを見ると、「自然に還る」という意味も込め、自然の物を使った方が良いとのことでした。

そこで多く利用されるのが「竹筒」です。これなら長さもありますし、中の節を抜けばパイプと同じ役割を果たすことができます。

古井戸の埋め戻し工事

竹といえど、深さのある井戸なので2本を連結して挿入しました。

古井戸の埋め戻し工事

空気抜き竹筒の設置が完了です。次は砂を充填していきます。

現場近くに砕石業者さんが居るということで紹介していただいたので、何度も往復して充填しました。

古井戸の埋め戻し工事

ようやく地表近くまで充填できたので、水締めを行いつつ、更に充填を続けていきます。

古井戸の埋め戻し工事

空気抜き竹筒を敷地境界付近まで延長させて、基礎工事に干渉しないように修正します。

古井戸の埋め戻し工事

表土には同じように砕石を敷き、埋め戻し作業は完成です。

ただ、地固めが完了するには時間を要します。徐々にではありますが、まだ充填素材が沈下していくことも予想されますので、様子を見ていきたいと思います。

次の記事では「井戸の補強・再生」を書いていこうと思います。

私たちも極力、「井戸は残しておきたい」という気持ちではありますが、やむを得ない理由もあり「埋め戻し」をすることがあります。

そういう方のお手伝いもできますので、埋め戻しをお考えの方も、お気軽にお問い合わせくださいませ。


古井戸の調査

古井戸の埋戻しと再生へ エピソード1(宇和島市本町追手)

台風19号が近づいてますね。かなり大型のようなので、皆さん今のうちから備えておきましょう!

10月も忙しくなりそうですが、コツコツとブログ更新も続けていきますね♫

今回の記事は宇和島市本町追手にて古井戸の埋め戻しと再生をご依頼いただいた内容となりますが、現場内には古井戸が3基ありまして、それぞれの井戸を異なる工事を施工させていただきましたので、記事も分けていこうと思います。

まずは事前の現場下見の様子からです。

古井戸の調査

最初に依頼のあった古井戸です。家屋解体中に発見したそうです。地主さんも、ここに井戸があったのを知らなかったそうです。

古井戸の調査

この井戸、よく見ると隣の敷地を跨いで設置されています。埋め戻せば問題ないのですが、もう1基の井戸は完全に建物の基礎部分と重なってしまうということで、できるならこの井戸を再利用したいというご依頼でした。

まずは井戸の能力がどれほどのものかを調査するべく、水量調査と孔内調査を実施しました。

古井戸の調査
古井戸の調査

底まで汲むと土砂が堆積していましたが、大きな落下物はなく、パイプが1本落下しているだけでした。

湧水量も意外と多く、サイズを縮小しても使えると判断。

地下水の湧水量チェック

次に、基礎部分と重なってしまうという井戸の埋め戻しを行うため調査。

古井戸の調査

こちらも埋め戻しに必要な材料を揃えるためデータを採取します。

宇和島ということで何往復もできる距離ではありませんから、じっくりと工程を組んでいきます。

次の記事では埋め戻し作業の内容となります。


豪雨被災地へ。井戸水が出ず無念・・・

2018年7月に起こった西日本豪雨災害で、被害のあった宇和島市吉田町の現場にて、今後の防災のためや庭木への散水を兼ねて、打抜き井戸工事をご依頼いただきました。

少し離れた場所には昔ながらの掘井戸がありました。っが、今回の現場には掘井戸ボーリング井戸を掘削するようなスペースがないため、狭小スペースでも施工可能な打抜き井戸での工事となりました。

宇和島市吉田町 豪雨被災地へ。井戸水が出ず無念・・・
施工場所は狭小地のため、重機は入りません。
宇和島市吉田町 豪雨被災地へ。井戸水が出ず無念・・・
施工位置は写真中央の土の部分です。

周辺での施工データがないため、どんな地層か分かりません。まずは小型バイブロハンマーを使って打設してみました。

宇和島市吉田町 豪雨被災地へ。井戸水が出ず無念・・・
バイブロハンマーで打設中。

埋設物がないかを確認する作業で、少し気が付いてはいたんですが、なにやら硬い大きな岩がゴロゴロと出てきてました・・・

そして、打設してすぐに異変に・・・

宇和島市吉田町 豪雨被災地へ。井戸水が出ず無念・・・

かなり斜めに突き刺さってますね・・・

硬い石に当たるとこうなります。比較的表層で当たったため、引き抜くことができました。・・・っが、実はこの後、バイブロハンマーの打撃部分に負荷が掛かりすぎて破損してしまい、予備として持参したハンマー落下工法へと切り替えました。

宇和島市吉田町 豪雨被災地へ。井戸水が出ず無念・・・
ハンマー落下工法にて打設。

今度は真っ直ぐ突き刺さりました!

あとは打設しながらエアーリフトを繰り返し、地下水を見つけていきます。

っが、打てど打てど水は出ず、粘土ばかり・・・

予定していた深度まで到達したのですが、万が一を想定して延長管も持参していたため、お施主様とも相談し、試しに打ってみました。

っが、それでも水は出てきてくれませんでした。

やはり掘井戸が設置されていたということは、水量が少ない地域だったのか・・・ボーリング井戸のような深井戸なら水が出たのか・・・

それは実際掘ってみるまで分からないという難しさ。。

お施主様も大いにご期待してくださっていた分、水が出なかったことで非常に悔しい思いでした。

このように、その地域に適した井戸タイプ、適した深さまで到達しなければ水が出ないこともあります。

なかなか難しい仕事ではありますが、もし井戸にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ!


検索