掘井戸(丸井戸)とはどんな井戸か?

掘井戸の特徴

皆さんが「井戸」というと、真っ先に思い浮かべるのが「掘井戸タイプ」の井戸ではないでしょうか?昔からある「石積み井戸」などもこの掘井戸タイプに属します。
この井戸は、地下の上層を流れる水脈を利用して貯水します。雨が降ると、地面に浸透した雨水が大地によってろ過され井戸へ運ばれます。よって、雨が降ると湧水量が増えます。
貯水量は他の井戸と比べ格段に多く、災害時などポンプが作動しなくなっても、ロープをつけたバケツなどで汲み出すことができ、非常に便利です。
掘井戸の種類は主に「石積み」「瓦」「コンクリート」に分類され、サイズも多数存在します。当社が施工しているのは「コンクリート製」となります。井戸のサイズは尺寸表示となり、1尺8寸、2尺2寸、2尺4寸、3尺、4尺、5尺の6パターン。現場面積、必要水量によって使い分けます。

当社の技術

掘井戸を施工するにあたって、まず施工する場所の地質を把握しなければなりません。当社では粘土質を掘り進む場合は手掘り、水が多量に湧いてくる場合は、水中ポンプで揚水しながらの手掘り又は(企業秘密)など、様々な井戸の掘り方を熟知しております。また、地下水を取り入れやすくするための目地(井戸ガワと井戸ガワの繋ぎ目)加工も長年の経験により、最適な加工を施します。
掘井戸 工法の種類

掘井戸の主な用途

昔は一般家庭の飲料水として利用されていましたが、現在では少なくなり、庭木への散水などで利用されるようになりました。
しかし、農作物を育てるためのハウスや畑などでは今も重宝されています。

費用、工期、施工条件など

井戸のサイズや、地質状況、現場状況(作業効率性)によって単価もバラツキがありますので、正確な単価込の見積りは現場視察後になります。ただ1つ言えるのは、井戸サイズが大きくなるほど単価は高くなります。
工期についても、井戸サイズ、現場等の状況や地質状況、天候により左右しますが、大凡15~20日となります。
施工条件は、上空に障害物がなく、比較的広めのスペースがあれば施工可能です。