掘井戸関連 | 近松井戸工業所

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掘井戸へ水中ポンプ取付(松山市下伊台町)

今回の記事は、以前、掘井戸新設工事を施工させていただいたお客様の井戸へポンプを取付させていただいた時の内容です。
※井戸掘削の記事はコチラです
 ①掘井戸掘削開始~!(松山市下伊台町)
 ②掘井戸掘削終了!仕上げ作業へ

最初は「圧力制御無し」のうず巻きポンプを予定していたのですが、周辺環境も考慮して、排水水中ポンプを採用しました。

川本製 排水水中ポンプ カワペット WUP4-506-0.4S
川本製 排水水中ポンプ カワペット WUP4-506-0.4S

農業用としての使用ということや、水タンクへの送水や潅水する目的だけなのですが、電源OFF時に水が井戸へ返らないようにするためチャッキバルブを設置してあります。

まずは陸上井戸ガワへ揚水管用に孔を開けていきます。

掘井戸へポンプ取付

井戸孔底にポンプ土台とポンプ本体を設置。ポンプと揚水管を連結。
電線は揚水管とは別の孔を通しておきます。

掘井戸へポンプ取付
掘井戸へポンプ取付

ハウス内まで配管を伸ばし、あとはお施主様が配管されるということで、全工程完了です(≧∇≦)/

水汲みも楽になったということで、とても喜んでくださいました♪

農業されてる方は沢山お水が必要ですからね!
水に悩まれていらっしゃる農家さんは、お気軽にお問い合わせください(^O^)


井戸水の濁れと臭い対策(大洲市中村)

今回はとある業者さんからの依頼で、大洲市中村の現場にて掘井戸があるらしいのですが、一時的に濁れが出たり、臭いが気になるということで井戸洗浄を施工させていただいた時の内容です。

現場視察時の状況です。

古井戸の視察

石積みの掘井戸の中に、小さなコンクリート製の井戸ガワ 。そして写真では見えにくいですが、その中に更に小さい井戸ガワが設置されています。
3段掘りですね。

古井戸の視察

地上部は四角に囲まれています。半分は蓋が被さった状態で簡単には動かせない状態です。

古井戸の視察

吸水管は3本見えていますが、1本は手押しポンプが設置されていたと思われる残骸が残ったままです。

定期的に地下水の検査を行っていたとのことですが、ある時期に短期間だけ濁れ水が出たということでした。そして臭いもあるようです。

井戸事態に問題があるかわからないため症状が改善されるか分りませんが、お見積りを提出し、ご依頼いただきましたので井戸洗浄に着手!

まずは孔内の空気濃度を測定し、酸素を送風していきます。

古井戸の洗浄

陸上部分からスプレーガンで洗浄していきます。

古井戸の洗浄

孔内に潜入して洗浄を行います。不要と思われた吸水管も撤去しようと思ったのですが、人間の手では引き抜けない状態・・・
後々、お施主さん側にお聞きしたところ、このパイプは打抜き井戸として設置したそうです。そりゃ人力では抜けませんね。(;^ω^)

古井戸の洗浄

管の撤去は中止とし、孔底の浚渫作業に移ります。
底へ行くほど小さくなっているため、十分な作業スペースを確保することが難しいので、水中ポンプでの浚渫作業がメインとなります。

作業開始直後は細かい砂が多く出てきました。

古井戸の洗浄

2時間ほどの浚渫・揚水作業を続けると、かなり透明な水となりました。

古井戸の洗浄

砂もほとんど出なくなり、濁度も基準値以内となりました。
っが、臭いが少々するようです。
ただ、建物内部ということと、すぐ横に排水路があることので、もしかすると排水路の臭いがするのかもしれません。(建物の外で匂うと、その臭いはなくなったように感じました)

一先ず、弊社に依頼いただいた作業はここまでとなります。

臭いや濁れが井戸自体に原因があれば、井戸洗浄で改善できる可能性もありますが、流入してくる水自体が濁れていたり臭いがある場合は、井戸以外の場所に問題がありますので難しくなります。

井戸水の濁れや臭いでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください(^^)/


古井戸の簡易洗浄と水質検査(東温市南方)

今回の記事は、東温市南方のお客様から「古井戸が出てきたので再利用できるか調べて欲しい」とご依頼いただいた時の内容です。

視察時の状況がコチラ。

古井戸

石積みの掘井戸です。井戸蓋がなく陸上井戸ガワもないため、転落事故が起こらないようロープで囲ってありました。
孔内状況はコチラ。

古井戸(石積み井戸)

特別深いわけではありませんが、石積みということと、井戸径が小さいため、深く見えます。

井戸の状態が分かりませんので、まずは水量調査を兼ねた簡易洗浄を行い、安全に使えるかの水質検査を行う内容でお見積り。

外構工事業者さんが陸上用井戸ガワを設置し、工事のご依頼もいただきました。
転落防止用にフェンスを挟んでいるということで、作業するために必要最小限で切断開口しました。

古井戸の洗浄

水中ポンプを挿入し、孔底を浚渫します。

古井戸の洗浄

水を汲んで、初めて孔内・孔低状況が確認できます。徐々に全貌が明らかに。

古井戸の洗浄

孔底にはブロックや土砂などが落下しているようでした。

古井戸の洗浄

石積みということで危険が伴いますので、落下物の回収は今回は断念。
水量は十分出ていることから、連続揚水を行い水を呼び込んでいきます。同時に孔壁などを塩素消毒し、水質検査へと提出しました。

井戸の湧水量
水質検査

水質検査の結果、「大腸菌」が検出されてしまいました。消毒を行ったとはいえ、まだ汚染元が残っている可能性もありますが、それ以外にも流入してくる水自体に存在している可能性もあります。
今後も定期的に水質検査を行って様子を見てみることを助言させていただき、今回は作業終了となりました。

古井戸が出てきて困っている方がいらっしゃったら、お気軽にお問い合わせくださいませ(^O^)


紫井戸

紫井戸と片目鮒の井戸

皆さん、松山市内には不思議な井戸があるのをご存知でしょうか?
「紫井戸」と「片目鮒の井戸」と呼ばれる井戸があります。
伊予節の歌詞にも詠まれています。

伊予節
愛媛県
■歌詞
伊予の松山 名物名所 三津の朝市
道後の湯 おとに名高き五色ぞうめん
十六日の初桜 吉田さし桃こかきつばた
高井の里のていれぎや 紫井戸や
片目鮒 うすずみ桜や 緋のかぶら
ちょいと 伊予絣

伊予の 道後の名物名所 四方の景色は
公園地 音に名高き 紅葉の茶屋に
意気な料理は かんにん桜
道後煎餅や 湯ざらし艾
お堀の渕の川柳 冠山や玉の石
さても見事な 碑文石
ちょいと 見やしゃんせ

竹に節あり 枝にも小ぶし
端唄伊予ぶし 竹尽くし 主は若竹
日頃寒竹 ぐちを云うのが 女子竹
孟宗淡竹の竹までも 義理を立て抜く
男竹 雪折れ笹や 黒竹に せめて
寝ざさは七夕の ちょいと 一夜竹

紫井戸の伝説

 紫井戸は、昔から「松山の七不思議」に数えられ、「伊予節」に歌われて、人々に親しまれてきた井戸である。
 この紫井戸という美称の由来は、二説あり、その一つは井戸の水が常に紫色に見えていたことによるという。
その二つは、水質の良い、この水を使って醤油を作ったので、醤油の呼び名の「むらさき」の井戸と呼ばれるようになったというのである。
 『松山有情』(佐々木忍)によると、「このあたりは水の豊富なところで、大正の末期ころまでは、地下水が自噴していた」とあり、この紫井戸もあふれるほどの水量があったと伝えられている。
 すぐ近くの「片目鮒の井戸」と地下の水路でつながっていて、「片目の鮒」が泳いでいるのを見たという話も残っている。日露戦争で松山の捕虜収容所にいたロシア人が、この井戸水を好んで飲んだともいわれる。(松山市教育委員会)

紫井戸
紫井戸
紫井戸
紫井戸
紫井戸の立札
紫井戸の立札

片目鮒の井戸の伝説

 弘法大師が四国巡礼の旅で紫井戸の近くを通り過ぎようとすると、ある家の庭先で一人のおばあさんがフナを料理していました。
 包丁で生きたまま片身をそがれたフナは、残った半身をピクピクと動かしながら悲しそうな目を大師に向けました。
(うむ。ここで出会ったのも何かの縁か)
 大師はお金を取り出すと、おばあさんに言いました。
「その片身のフナを売ってくれませんか? 片身ではあるが生きたまま逃がしてやりたい」
「はあ? これを逃がす?」
 おばあさんは首をかしげながらも、片身になったフナを大師に売ってやりました。
(このお坊さん、頭がおかしいのでは? 片身のフナを逃がしたところで、すぐに死んでしまうのに)
 ところが不思議な事に、大師が片身のフナをそっと川へ逃がしてやると、片身になったフナは一生懸命に紫井戸につながる川を泳いでいきました。
 そしてきれいな水の湧き出る紫井戸を自分のすみかにして、元気に子孫を残していったのです。
 ある日の事、フナを大師に売ったおばあさんが紫井戸を覗いてみると、なんと井戸の中にいるフナは全部片目のフナだったそうです。
(情報元:紫井戸の片目ブナ 弘法話 愛媛県・松山市の民話 <福娘童話集 きょうの新作昔話>

この井戸は民家の敷地内にあるため、勝手に入ることができません。そのため、写真撮影することができませんでした(^_^;)

片目鮒の井戸があるお宅
片目鮒の井戸があるお宅

古井戸の補強

古井戸の補強 エピソード4(最終)

11月になり初投稿です(^O^)

今年の予定もかなり埋まりつつありますので、ボーリング井戸掘井戸などの長期工事は来年になりそうです。

さて、今回の記事は宇和島市での古井戸補強エピソード4を書いていきたいと思います。完結編となります。

敷地内にある3基目の井戸なんですが、こちらも掘井戸タイプで石積みとなっています。ただし、地面と同じ高さになっているため、井戸があることに気づかず危ないのではないかという不安もあり、井戸ガワを設置させていただきました。

古井戸の補強
施工前

高さ600mmが既製サイズなのですが、今回は高さ300mmの井戸ガワを製作しました。

古井戸の補強
古井戸の補強

このような仕上がりです。継ぎ目にはセメントで固定しています。

井戸蓋も製作し設置しました。

設置した日は、生憎の雨でしたので、セメントが濡れないよう養生しておきます。

古井戸の補強

後日、確認に行くと、しっかりと固まってました(^O^)

古井戸の補強

古井戸も放置していると危険なことがありますので、井戸蓋や井戸ガワなどは目に付きやすいようにしておきましょう♪

井戸のことでお困りの方は、お気軽にお問い合わせくださいませ~(≧∇≦)/

井戸やポンプの情報を共有する井戸端SNSもありますので、お気軽にご参加くださいませ~!!


古井戸の縮小・再生工事

古井戸の補強・再生 エピソード3(宇和島市本町追手)

宇和島市での井戸再生工事の続きの記事となります。

前回は「井戸の埋め戻し」を行いましたが、今回は「井戸の縮小」です。

解体中に発見した古井戸ということですが、調べてみると隣の敷地にも跨って掘られていたそうです。また、次の建築物の基礎部分にも重なってしまうため、どうにか保存する方法はないかというご相談で、井戸の縮小工事を提案させていただきました。

古井戸の縮小・再生工事

このような井戸です。写真左側が隣地側となり、右側には建物の基礎が来る予定です。

設計士さんの話ではコンクリート境界部分から500mm以内には収めて欲しい希望もあり、仕上がり寸法を逆算していき、最適な口径の管を選択します。

最終的にφ300mmの井戸に仕上げることとしました。

まずは井戸の水を抜き、孔内状況を確認します。以前、確認した時にも発見した吸水管の残骸を撤去することにします。

古井戸の縮小・再生工事
落下している吸水管

撤去の様子をYouTubeに載せていますので、良かったらご覧ください。

落下物の撤去が終わると、次は孔底に砂利を充填します。

古井戸の縮小・再生工事

次に、井戸本管となるパイプを挿入します。

古井戸の縮小・再生工事

隣地境界や基礎部分に重ならないよう、慎重に位置決めを行います。

古井戸の縮小・再生工事

位置が決まれば、周囲に砂利を充填していくのですが、その際にも横からの圧でパイプが動かないように慎重に充填していきます。

古井戸の縮小・再生工事
古井戸の縮小・再生工事

透水率の高い砕石なので、あまり水締めは期待できませんが、洗浄の意味も込めて水を注ぎ込みます。

古井戸の縮小・再生工事

ある程度まで充填できれば、次は真砂土を充填していきます。

古井戸の縮小・再生工事
古井戸の縮小・再生工事

充填したことにより濁り水が溜まっているので、透明な水になるまで連続揚水を続けていきます。

古井戸の縮小・再生工事

現段階では、まだ仕上げレベルが決まっていないとのことでしたので、仕上げ用の枡と高さ調整用のアジャスターをお渡しし、一先ず全工程完了です。

古井戸の縮小・再生工事

次の記事では、最後の工程「既存井戸の改修工事」を書いていきたいと思います。

井戸の補強や縮小などをご検討の方は、お気軽にお問い合わせくださいませ~(≧∇≦)/


古井戸の埋め戻し工事

古井戸の埋戻し エピソード2(宇和島市本町追手)

こんばんわ~(^O^)

前回の更新から、また時間が経ってしまいました( ̄▽ ̄;)

なんてこった~・・・

急いで書いていきますーーーーー!!!!!

前回の記事(古井戸の埋戻しと再生へ エピソード1(宇和島市本町追手)の続きになりますが、まずは埋め戻し作業から開始です。

古井戸の埋め戻し工事
埋め戻す井戸

この井戸を埋めていきます。まずは孔内状況の確認です。水中ポンプで水を汲み出していきます。

古井戸の埋め戻し工事
水中ポンプにて水を汲出し中・・・

すると中から何かが・・・

古井戸の埋め戻し工事

ゴミなどはありませんでしたが、吸水管と思われる管が落下したままとなっていました。

このまま埋めてしまうのも心苦しいので、頑張って撤去することに。

古井戸の埋め戻し工事

中に潜入してロープに引っ掛けて吊り上げる方法としました。

カメラにて孔内潜入動画も撮影してみましたので、是非ご覧ください。

パイプもなんとか回収できたので、次は空気抜き用の竹筒を挿入していきます。塩ビ管でされる方もいるようですが、他県の業者さんを見ると、「自然に還る」という意味も込め、自然の物を使った方が良いとのことでした。

そこで多く利用されるのが「竹筒」です。これなら長さもありますし、中の節を抜けばパイプと同じ役割を果たすことができます。

古井戸の埋め戻し工事

竹といえど、深さのある井戸なので2本を連結して挿入しました。

古井戸の埋め戻し工事

空気抜き竹筒の設置が完了です。次は砂を充填していきます。

現場近くに砕石業者さんが居るということで紹介していただいたので、何度も往復して充填しました。

古井戸の埋め戻し工事

ようやく地表近くまで充填できたので、水締めを行いつつ、更に充填を続けていきます。

古井戸の埋め戻し工事

空気抜き竹筒を敷地境界付近まで延長させて、基礎工事に干渉しないように修正します。

古井戸の埋め戻し工事

表土には同じように砕石を敷き、埋め戻し作業は完成です。

ただ、地固めが完了するには時間を要します。徐々にではありますが、まだ充填素材が沈下していくことも予想されますので、様子を見ていきたいと思います。

次の記事では「井戸の補強・再生」を書いていこうと思います。

私たちも極力、「井戸は残しておきたい」という気持ちではありますが、やむを得ない理由もあり「埋め戻し」をすることがあります。

そういう方のお手伝いもできますので、埋め戻しをお考えの方も、お気軽にお問い合わせくださいませ。


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