さて、今回の記事は井戸掘削工事にて水が出なかったという現場がありましたので、そちらも掲載させていただこうと思います。
やはり見えない地下の事です。また周辺にビルなどの大きな建築物がある場合や、開発の進んだ地域では地下水の状況も変化しやすくなっています。
今回はとある設計士さんからのご依頼で、新築現場に打抜き井戸を掘削させていただいたのですが、残念ながら地下水を発見することが出来ませんでした。

こちらが施工前の打ち合わせで、井戸の位置を決定しました。

そして実際に打設開始。打ってはエアーリフトで地下水の有無を確認。そしてまた打っての繰り返し・・・
上層も再度確認するため、エアーリフトを行いながら引抜作業へと入りますが、抜いてみても水が出てきません。
もっと深くに地下水がある可能性もあるため、再度打設を開始。硬い地層に変化し打撃力も足りなくなってきましたが、なんとか10mを超える深さまで打設することに成功。しかし、エアーリフトをしても地下水は出てきませんでした。

とても残念ですが、この地域のこの場所では打抜き井戸では水が出ないという結論に至りました。
しかし隣の地域では水が出ている場所もあります。
う~ん・・・難しいですね。。。
井戸掘りでは「100%水が出る」ことはありませんので、ご検討されていらっしゃるお客様は、くれぐれもその事をご理解くださいませ。