こんにちは!今回は現場作業の内容ではなく、井戸について少し書いてみようと思います。
一般家庭用として井戸を利用してらっしゃる方もいるのですが、やはり水をよく使う農家さんにも井戸をよく設置させていただいてます。
農業用井戸とはいえ、地域によっては水の出る深さや必要水量、敷地面積などの条件によっても違いがありますので、いろんな現場の紹介をさせていただければと思います。
施工スペースはあまり確保できない場所で、砂礫層が主体、地下水も比較的浅くに出現する地域では打抜き井戸を設置することが多いです。
家庭菜園や小規模農業であれば、電気ポンプではなく手押しポンプで潅水することも可能です。
水道代も電気代も必要がないので、低コストで設置することもできます。
続いては、敷地面積も広く、砂礫主体、地下水も比較的浅くに出現し、まとまった水量が必要な場合は掘井戸を設置します。
表層は重機を使って掘削することが多いです。
専用の工具を使ったり、人間がスコップを持って掘削したりと、地層に応じて工法を変えます。
↓ 写真にうつってるのは若かりし頃の自分です(笑)
この掘井戸は、昔ながらの井戸として親しまれ、バケツを入れて水を汲出すことが可能です。
災害などにも強い味方ですね♪
必要があれば井戸枠を加工して設置することも可能です。
この掘井戸というのは砂地であれば比較的水量が多いのですが、山間部などでは上水道が敷設されてない地域であることが多く、また湧水量が少ないがために時間をかけて貯水していき、貯まった水を使って給水する方法で生活している地域もあります。よって、水量が極端に少ない地域にも設置されることもありますので、近所に掘井戸があったから水が出るのでは?と勘違いして、費用の安い打抜き井戸を施工したけど水が出なかったということもあります。
農業井戸の話題から逸れてしまいましたが、続いて最後はボーリング井戸です。
敷地面積はやや広く確保できる場所で、礫や比較的大きな石が出現する地層を主体とし、山間部やその麓付近、地下水位が深いとされる地域において、このボーリング井戸が設置されることが多いです。
このように地域や場所、スペース、使用条件によっても設置できる井戸が異なります。また、その地域毎に適した井戸というものも存在しています。これらは近所に設置されている井戸を調べたり、実際に掘ったデータで分類することができます。
しかし、近所に井戸もなく施工したデータがない地域では、正直どの井戸が適しているのか判断するのは難しいです。
今回は農業用の井戸として設置させていただいた現場を幾つか写真付きでご紹介させていただきましたが、これからも農家さんに寄り添える井戸屋になっていければと思います(#^.^#)
農家さん、水で困ったことがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ~!!