建築事務所さんより新築工事にあたって井戸があるため相談に乗って欲しいとのご依頼がありました。
町内で使っていたと思われる大型の掘井戸がある物件だそうで、ちょうど建築予定の建物と干渉してしまうということでした。
コチラがその井戸となります。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/0-10-1024x473.jpg)
φ1500mm、深さ10m超え。。
一般家庭にはない大きさです(;^ω^)
構造物が解体され、建築予定の地縄張りができたということで視察。
おぉぉ・・・。けっこうな位置を横断する設計ですね。。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/1-10-1024x473.jpg)
既存井戸ガワの厚みと地縄までの距離を計測。
邪魔にならないように、かつ井戸も利用できるサイズを検討していきます。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/2-8-1024x473.jpg)
選定したのはVP200。かなりの縮小となりますが、このサイズであれば小型の水中ポンプを挿入して使用することも可能です。
早速、建込を行います。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/3-8-1024x473.jpg)
ハシゴや吸水管がそのままなので、撤去していきます。
落下していたパイプも引き上げたのですが、大型の水中ポンプ2基が沈んでいました。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/5-5-1024x473.jpg)
ココで少しトラブルが。
鉄板蓋の点検口が中央付近にあったため、その位置で深度計測を行っていたのですが、実は二段階掘りとなっていまして、外側の方は浅くなっています。
そのためVP200を真っ直ぐ降ろすと浅くなってしまうため、地上部のみ干渉しないよう少し斜めに挿入することとしました。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/4-6-1024x473.jpg)
ケーシング管がズレないように固定して砂利充填を行います。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/6-2-1024x473.jpg)
何度も現場と採石場を往復して地上部まで到達。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/7-2-1024x473.jpg)
孔内の水を循環するとともに充填砂利の水締めを行います。
![大型井戸の縮小(松山市西石井)](https://chikaido.com/wp-content/uploads/2023/06/8-2-1024x473.jpg)
ここから先は建築屋さんへと引き継ぎになりますので、これにて終了!!
ご依頼ありがとうございました<(_ _)>
井戸の埋め戻しや井戸の縮小など、お気軽にご相談くださいませ(#^.^#)