以前、とある建設会社さんの資材置場へ業務用として打抜き井戸を施工させていただいたのですが、細砂が多く上がってしまうということで掘井戸掘削のご依頼を頂きました。
掘井戸は孔内に水をためる、吸水する位置は孔底より上に設定しているので細砂を吸い上げにくいというメリットがあります。
まずは、掘削位置の試掘。排水管などが干渉しないよう、予め先に撤去していただいてます。
特殊な工具を使って、井戸ガワを沈めていきます。
この工法は砂層で帯水層がある地域のみ有効です。山間部や砂礫層での掘削は人力掘削です(;^ω^)
目標深度まで井戸掘削を続けます。
水量が多く、砂地であるため、孔内の水を汲み過ぎるとボイリング現象が起こってしまいます。
掘削時には問題ないのですが、揚水試験などを行う場合、孔底の砂利充填量や吸水位置、吸水限界水位の調整を誤るとボイリングが起こります。
今回、若干のボイリングが確認されましたので、仕上げに何度か苦労しました(;^ω^)
既存ポンプの吸水管を設置して完成です。
やはり地域に適した井戸というものがありますので、昔からある井戸をチェックするのも大事ですね。
井戸をご検討されていらっしゃる方は、お気軽にお問い合わせくださいませ(*^▽^*)