異物が出てくるため井戸洗浄(松山市太山寺町)

松山市太山寺町のとあるお客様から、井戸水を使用してある配管途中の減圧弁ストレーナに異物が詰まって水が出なくなるとのことでご相談がありました。

他の蛇口から確認してみても、透明な水が出てくるため、井戸自体は問題なさそうです。

お施主様の記憶では、掘削してかなりの年数が経ち、一度も洗浄したことがないということで、1つ1つ原因を探っていくという目的として、井戸洗浄のご依頼をいただきました。

っが、井戸掃除をするにあたり、まずは井戸を探す必要があります。
どのような井戸で、配管接続方法はどうなっているのかを確認する必要があります。

井戸の場所

このブロックに囲まれた場所に掘ったということですが、井戸本管は埋めてあるようです。掘り返す必要がありますので、そちらの作業はお施主様にお願いしました。

翌日、お施主様から井戸が見つかったということで再度視察。井戸本管は50Aと小口径サイズ。吸水管と直結しているようです。

井戸探し

ここまでデータが揃えば、あとはお見積りをし、正式にご依頼いただきました。

井戸洗浄工事当日。まずは既存の配管を切断します。
ここで更に判明した事実が、井戸管はVPではなくVUでした。
薄肉管なので、過度なエアー量を送ってしまうと、井戸本管を痛めてしまう危険もあるため、低圧で行います。

井戸洗浄の準備

エアーリフト洗浄を開始。直後は濁れ水も多く出ていたのですが、次第に濁れも薄くなってきました。

出てきた水を確認してみると、減圧弁ストレーナに詰まっていたような異物は確認されませんでした。

井戸洗浄 エアーリフト

どうやら井戸自体には問題はありませんでした。

井戸からポンプまでの配管にも水を送水して、異物が出てくるか確認してみましたが、目立つ汚れなどはありませんでした。
更に他の個所も探っていくと、ポンプ吐出し側フランジ部分にも、若干の異物がありました。視察時にお聞きしたのですが、井戸吸水側にバルブが設けられていて、そこから肥料を一緒に吸水させることがあるそうです。視察時にも、その点をご指摘させていただいたのですが、やはりその説が一番怪しいようです。

肥料を吸水させる時には、フィルターなどはなく、そのまま吸わせているということで、恐らくその時に一緒に異物も吸い込んだ可能性が高いですね。

症状が再現されないため、原因究明には至りませんでしたが、目星となりそうなことは見つかったので、今後も様子を見ていきたいと思います。

吸水配管を接続して完成です。

「井戸に問題がないということが分かっただけでも良かった、一安心した」と言っていただけたので良かったです。

異物が出て困っている方は、お気軽にお問い合わせくださいませ(^^♪

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