水の出が悪いとのことで、お問い合わせいただきました。
現場は松山市和泉南。
井戸もポンプは他社施工のものです。
井戸用のポンプが2台設置されていて、交互に切り替えられる仕組みとなっていました。
鉄が多いのか、日立製の除鉄槽と除菌器が設置されていました。
片側の川本製ポンプの状態もかなり老朽化が進み、恐ろしくて手を加えることはできません(;’∀’)
近くにある蛇口からは水はよく出ているのですが、問題の箇所だけ水の出が悪いのです。
位置関係からして、勢いの良い蛇口の水は除菌・除鉄槽を通していない水。問題の箇所は除菌・除鉄槽を通っている配管であることがわかりました。
更に調べていくと・・・実はこれらの設備。。一度も動いている形跡がありません。
除菌器に至っては、カバーを開けると未開封の説明書や付属品などが出てきました。もちろん、タンクにも塩素が入れられた形跡もなく。この時点で除菌されていません。さらに、除鉄するために塩素を入れて酸化させ除鉄する方式なのですが、塩素が入っていない時点で除鉄もできていないことになります。
これらの装置を設置した業者さん、何を考えていたんでしょう。。信じられないの一言です。
今まで一度もメンテナンスされていないとのことだったので、濾材も固形化してしまっているのではと疑いました。
残念ながら装置から出た後に採水できる蛇口もないため、今まで除菌・除鉄されていない状況で問題なく使用できているのであれば、いっそのこと濾材などの交換ではなく機材の撤去を提案させていただきました。
ご依頼いただき、機材の撤去を行ったのですが、水量は少し増えたくらい・・・。。
他にも何か原因があるかと探っていたところ、最終的には細い配管を使っている箇所で鉄錆のようなものが栓をしてしまっている状態を見つけました。（文章では簡単に書けますが、この箇所を探すのに長い時間を費やしてます・・・）
ドライバーで突いたくらいでは除去できないほど硬化してました。ハンマーを使ってやっと穴あけに成功！
水の通りも良くなったため接続。完了となりました(^^♪
今回は撤去の延長作業として詰まりの解消も行いましたが、通常業務としての配管詰まりのトラブルは承っておりませんので、くれぐれもご注意を！！