深井戸シングルジェットポンプの引抜き(松山市泊町)

またまた記事の更新が滞り気味になってました(;’∀’)ヤバい。。
公私共にちょっとバタバタしてまして(;^_^A
頑張らねば~( ;∀;)

ではでは、記事書いていきます!

今回の記事は、購入した土地に井戸があったということなのですが、深井戸ジェットポンプが設置されていたらしく、水もほとんど出ないということでお問い合わせいただきました。

お話を聞いていたところ、深井戸ということでしたが井戸径がφ50mmと小型。
なので水中ポンプやダブルジェットポンプは入りませんから、シングルジェットポンプということになります。

川本製 シングルジェット

シングルジェットというのは上の写真のようなジェット部を井戸の内部に挿入し、井戸本管を圧力管、挿入した管を吸水管として使用します。
設置には少しコツが必要なので、もちろん外す時にもコツがいります。
っが、どちらかと言えば抜くときの方が断然難しく、引き抜けなくなったということをよく耳にします。

今回のお客様も、やはり引き抜こうとしたところ無理だっということで、弊社に依頼いただいたという経緯です。

この作業については、事前にお客様に同意していただくことが1点!
井戸が破損して使えなくなることがあるということをご了解いただいた上でなければ作業することはできません。
今回もお客様にご確認いただき、「現状では使うことができないので、この際やってください」とお言葉をいただきました。

現場が松山市泊町。興居島ということで、事前にメールで現場状況のお写真をいただきました。

シングルジェット引抜き工事

こちらは、お客様ご自身がシングルジェットの吸水管を利用して、通常の陸上ポンプを設置してみた状況ということです。
この状態では水はほとんど上がらなかったそうです。

シングルジェット引抜き工事

井戸本管との接続部分です。

それでは引抜き時の様子を書いていきます。
まずは三又櫓を設置してチェーンブロックを用いてテンションをかけていきます。
っが、その前にちゃんとした手順であるジェット部を回転させるということもお忘れなく。。

シングルジェット引抜き工事

ジワジワとテンションを強めたところ、ガツンと反動が・・・
吸水管が破断したと思いましたが、実際には井戸本管とジェット接合部が外れただけで、更に引き抜くことに成功。

っが、途中でまた引っかかるように。
ここでテンションを強めたところ、吸水管が破断してしまいました。
諦めようと思ったのですが、破断位置を調べると、井戸本管より僅かだけ下。
最後のチャレンジとして、井戸本管を更に切断して破断位置を露出させ、更に引き抜いてみるという計画に変更。

井戸本管を切断したところ、ちょうどその部分が引っかかっていたのか、一緒に引き抜けるように。
そして見事、シングルジェットの引抜きに成功しました(#^.^#)

シングルジェット引抜き工事

引抜き直後の様子です。
引抜いたジェット部がコチラ。

シングルジェット引抜き工事

お施主様も大変喜んでいただき大満足です!

途中から気が付いていたのですが、どうやらこの井戸は自噴井戸でした。
引き抜いている途中でも水が溢れてきてました(;゚Д゚)

ジェットを引き抜いたことで更に上昇してきたのかな~っと。
井戸本管が低くなったことで周囲の砂が落ちないように、近くにあった管を突き刺していたのですが、地上50cmほど高くしても、そこから溢れてくるほどでした(;・∀・)
スゴイですね!!

自噴する井戸

井戸ポンプの取付などもご検討されていましたが、お客様が器用な方でしたので、既存のポンプを設置するだけで十分使えると思いますとお伝えし、弊社の作業はココまでといたしました。

後日、お客様から「水もよく出るようになりました~」っとお喜びの声もいただきました(#^.^#)
諦めないで作業して良かった~!!

今回は無事に成功しましたが、そうでない場合もありますので、リスク面のことも十分ご検討くださいませ。。

井戸やポンプでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください(^^)/

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