さて、今日の記事は既存井戸からエアーが出るということでお客様ご自身がポンプ交換や配管取替を行ったそうなのですが、一向に症状が改善されないということでご依頼がありました。
視察時の様子がコチラです。

井戸からポンプまでの吸水管は新しく、砂こし器やポンプまで新品です。
聴診器で確認してみるのですが、リーク箇所を捉えることができませんでした。っが、どこからかリークしているのは間違いありません。
井戸の状況がコチラ。

打抜き井戸です。地中に埋設されていました。
お施主様から聞いた情報では、たしか3本目の井戸ということでした。
各井戸とも、ほぼ15年ほどで傷んでいったということです。
正式に工事のご依頼いただきましたので、その内容に移ります。

まずは試掘です。掘削位置に埋設物がないかをチェックします。
水道管、電線管、排水管、ガス管・・・色々埋まってますからね(;^ω^)
何もないことを確認してから打設工事です。

今回はφ32mm、VB管(ライニング鋼管)を打ち込んでいきます。
機材を積んだ車両が横付けできないので、お隣の許可をいただいて駐車させていただきました。ご協力ありがとうございました。

表層で石が出現すると斜めに傾いてしまうので修正が大変です(;’∀’)

なんとか無事に打設が進み、予定深度へ到達です。
エアーリフトによる井戸洗浄を実施していきます。

さて、水は出るのでしょうか!?
この瞬間がいつも緊張と期待が入り混じります(;’∀’)

無事に地下水を発見しました!(*´ω`*)
そりゃ、今までも出ていたので出ないと変ですよね。
既存の吸水管に接続して試運転。
しばらく様子を見たところ、エアーが出るのは収まっているようでした(^^)

埋戻しや井戸管の仕上げは、お客様ご自身がされるということで、今回はここまでとなります。
ご依頼いただきまして、ありがとうございました(#^.^#)
井戸も鋼管ですから、いつかは寿命が来てしまいます。
VB管のように内部が塩ビ加工されていれば、水質による瘤の発生も少なくなり寿命も長くなると思うのですが「同じ水」、「同じ環境」、「同じ頻度」で比較することがありませんので、なかなか平均寿命を出すのも難しいですね(;’∀’)
打抜き井戸をお考えの方は、できるだけVB管(ライニング鋼管)を使用されることを強くオススメしますよぉ~(*´ω`*)
気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ~!(^^)!