今回はホームページを見てご依頼いただきました松山市溝辺町での工事をご紹介いたします。
お客様のお話では10年ほどは使っていないポンプと井戸があるので、もし使えるのなら使いたいということで点検チェックのご依頼がありました。
まずはポンプ。

日立製の古いタイプですね。けれど、この機種、意外と長持ちしてるんです(;゚Д゚)
電気ポンプとは別に、ちょっと珍しいタイプの手押しポンプも設置されていました。

まずは電気ポンプを点検していきます。
モーターロックしているためドライバーで回しますがビクともしません。
仕方なくインペラカバーを外し、軸を直接回すことで解除することができました。
呼び水を注水し、いざ吸水開始。
っが、いくら待っても水は上がってきません。

ポンプが悪いのか井戸に問題があるのか・・・
間違ってポンプを買い直しても、井戸に水がなければ全く無駄となってしまいます。
手押しポンプの方も、内部のピストンが劣化しているようで吸水不能状態です。
井戸を点検しようと調べてもらったのですが、どうやら家屋の下にあるようで、さらに蓋が開けられないようにセメントで塞がれてしまっていたとのこと。
これでは目視で確認することもできませんので、最終的に仮設ポンプにて簡易水量調査を行うことになりました。

既存の吸水管に直接手押しポンプを繋げて吸水していきます。
っが、まったく手応えがありません。
この感覚・・・おそらく井戸に水がありません。
お客様のもご説明して、今回は残念ながら井戸を復活させることができませんでした。
既存の配管等は邪魔にならない位置で切断しておいてくださいとのことでカット。

井戸も希少となりつつありますので、井戸をお持ちの方は大事に残していってくださいね(^^♪