ボーリング井戸掘削工事において、ロータリー工法を用いる場合は、掘削した土砂を地表まで上げるための泥水が必要となります。
この泥水は非常に重要や役割となっていまして、先ほど書いた掘削土の運搬と、ドリルの冷却、孔壁の保護を担っています。
泥水の比重(粘度)は、掘削中の土質により薄くしたり濃くしたり適切に管理していく必要があります。
これを見誤ると、孔壁の崩落や掘削土の排出不順、グラウトポンプの詰まりなどが発生してしまい、本来掘削するべき時間が大幅に遅れることになります。
明日から本格掘削が開始となる松山市美沢での現場でも、泥水1t、次回生成用の水を1t用意しています。

地域によって構成している地質が異なりますので、泥水の減り具合も異なります。
っが、基本的には泥水がなくなると掘削不能となりますので、予備泥水は必ず生成しています。
掘削した土砂を一時的に溜めておく穴も掘り終わったので、明日からは本格的な掘削になる予定です!

全国に”緊急事態宣言”が出ましたので、これからの工事にどう影響が出るか分かりませんが、状況を注視しつつ進めていきたいと思います。