今回の記事は、井戸水に含まれる鉄分を除去するための「除鉄槽」について書いていきます。
鉄分が基準値を超えている場合は、様々な機器に悪影響を及ぼします。
例えば、白色のコンクリートやタイルが赤く着色されたり、配管内部が目詰まりしたり・・・。
それを防ぐために水質改善装置の出番です。鉄を除去するなら除鉄槽、マンガンを除去するなら除マンガン槽。。
ただ、確実に除去できるというわけでもなく、メーカーさんによって除去できる範囲が決まっていますので、まずはメーカーさんに対応可能か否かの判断をしてもらうことが必要です。(指定の水質検査を実施し、除去範囲外であれば購入することができないメーカーもあります)
運用には塩素と反応させて除去する方法や、イオン交換で除去する方法などがあり、どちらも定期的なメンテナンスが必要となるため、手間とコストがかかるのが難点ですね。
ではでは、実際に取付けしてある現場をご紹介していきますね。
まずは、業務用で井戸水を使っているとのことですが、水の出が悪いとのことで視察。ポンプを疑う人が多いのですが、周辺を見てみると除菌機と除鉄槽、そして浄水器が設置されていました。
ポンプ吐き出し側の別口から水量を確認してみると、勢い良く水が出ました。そして除鉄した後の水量を見てみると、ほとんど水が出ていません。
なので、間違いなく濾材の詰まりが原因でしょう。
お見積り後、正式にご依頼いただきましたので交換作業へ入ります。
まずは作業前。

川本製 除鉄槽 MAF2-5AS
川本製 浄水器 MRK2-25
まずは除鉄槽からいきましょう。蓋を外します。

カチンコチンですね。濾材が固まってしまってます。なので、古い濾材を撤去していきます。全て除けると、フィルターがありますので、そちらも交換します。


セットし終わると、今度は新しい濾材を充填していきます。

充填素材は2種類ありますので、順番を間違えないように注意します。

パッキン類も全て交換し除鉄槽は完成です。
続いて浄水器へ。こちらも蓋を外します。

真っ黒ですね・・・中にもまだフィルターがあります。

小さなフィルターが4本。こちらも同じように真っ黒です。汚れたフィルターは外して、本体内部を洗浄していきましょう。

頑固に着色してしまった部分もありますが、大体綺麗になれば完成です。
次に新しいフィルターを取り付けていきましょう。

中央にある4本のフィルターをセットします。次に外側の大きなフィルターをセット。

フィルター固定を忘れずに行い、蓋をすれば完成です。
通水後は各機器の上部にあるバルブからエアー抜きを行いましょう。
水も良く出るようになりました(≧∇≦)/
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井戸端SNSにも「除鉄・除マンガン装置のトラブル」というトピックがありますので、参考になる情報があれば幸いです。