地下室が水没?!豪雨による影響か?!

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2018年7月に起こった豪雨で、珍しい依頼が飛び込んできました。

10年ほど前にとある自宅兼店舗さんにて地下室に打抜き井戸を設置させていただいたのですが、そのお客様から「朝起きてみると地下室が水浸しになっているので来てほしい」という依頼でした。

あの西日本豪雨が発生した翌日でしたので、何かの影響かもしれないとは思いました。

まずは現場状況から。

地下室が完全に水没していたというわけではありませんが、床上8cmほどは水が溜まっていました。浸水の影響からか停電しています。

こちらは井戸ポンプです。不幸中の幸いか、ブロックで嵩上げしておいたおかげでポンプ本体は水没を免れました。

打ち抜いた井戸周辺から地下水が吹き上がってきたのかと不安でしたが、頑丈に遮水処理等を行っていたため、どうやら打設用に開けた孔からの水ではありませんでした。

では一体どこから・・・。とりあえず排水作業も勧めながら、原因を調査していくことにしたのですが、地下なので溜まった水を排水する設備はあったのですが、以前から吸水側が目詰まりして、排水機能が低下していたとのことでした。

恐らくこれも被害拡大の一つの原因だったのでしょう。

一先ず、弊社の水中ポンプで排水作業を行っていたのですが、なぜか排水ピット内の水が一向に減りません。すでに床上の水は無くなったのですが、ピット内にある水が減らないのです・・・不思議に思い、ピット内にあった何やら変なパイプを触ってみると、グラグラと動いたのです。そして更に動かしてみると、なんとその物体が外れて、勢いよく水が吹き上がってきました(((゜Д゜;)))

排水していた水中ポンプでは追いつかない程、凄い勢いで水位が上昇していきます。外れた物体を除けてみると直径100mmほどの鉄管が突き刺さっていたようで、深く続いているようでした。このパイプが一体何のためのものなのかは分かりませんが、原因は豪雨による急激な地下水位の上昇により、老朽化した鉄管の蓋が破損し、地下水の吹き上がってきた・・・っということでしょう。

お客様とも相談し、破損した鉄管内部をセメントで塞ぐことにしました。この作業で今まで減らなかったピット内部の水も全て排水することができました。

その後、目詰まりしていた排水ポンプの取替えもご依頼いただきましたので、汚水用水中ポンプを設置させていただきました。

排水ピットが小さいため、かなり小型の汚水用水中ポンプです。

これにて一件落着です。

豪雨による影響は色々なところで出てきますね。思わぬ被害に遭わないように、日頃から設備等の点検・メンテナンスは行うようにしましょうネ!!

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