井戸の補強・修繕の紹介


古井戸の補強・修繕について

古くなった井戸の補強・修繕とは?

 

石積み井戸の衛生面向上

昔ながらの石積み井戸は凹凸があり、時間の経過とともに埃などが堆積しやすい構造となっています。また、様々な害虫の住処となりやすく糞や死骸なども発生しやすい環境です。不衛生な環境では水質悪化の原因となりやすいため、それらの要因を解消します。
不衛生な環境の例

 

濁れ水対策

長期間水に浸かった井ガワでは、成分が溶け出し脆くなります。給水によって孔内の水位も上下し、それに伴い井ガワの素材成分(砂等)も水中を漂うことがあります。過度の老朽化した井ガワでは、外部からの圧力(地震等)により亀裂が入ったり、穴が開いてしまうといった危険も生じます。それら要因によって、井戸水が濁れるといった症状が起こる井戸に対して有効な修繕工事です。
成分が溶け出した井ガワ

 

老朽化した井戸の耐久性UP

石積み井戸をはじめ、瓦井戸など非常に不安定な構造の井戸やコンクリート製井ガワが劣化した古井戸は、予期せぬ外圧によって破損・崩落の危険があります。孔壁に穴が開くことによって、そこから周囲の土砂が井戸孔内に流れ込み、井戸が埋没。それに伴い井戸周辺の急激な地盤崩落が起こり、大変な事故に繋がります。
これら老朽化した危険な井戸を、耐久性のある井戸に蘇らせることが可能です。
危険な井戸

 

施工方法の紹介

既存の古井戸孔内にワンサイズ小さいポリエチレン製ストレート管を埋設し、隙間には透水性の良い砂利を充填していきます。深さ4m以上でもストレート管を継ぎ足していき、適所位置まで補強することが可能です。ろ過能力を最大限に活用するため、井戸孔底からのみを集水させ、継ぎ足し部は管外からの濁れ水が侵入してこないよう、遮水処理を施します。集水過程に起こる水流巻上げで井戸底が濁れないよう孔底へもバラス充填を行います。
井戸の補強・修繕工事の詳細

 

注意点

井戸補強・修繕において、衛生面の向上や耐久性の問題は解消されるのですが、”濁れ水”については、100%の解消を保証することはできません。井ガワの破損が原因とされる場合に有効な手段であり、元の水自体が濁れている場合は効果が得られません。その場合は除濁装置や浄水装置の設置での対応が必要です。
また、湧水量が少ないとされる地域に設置されている掘井戸タイプですので、口径のサイズダウンで孔内の貯水量が減少し、給水時間・復帰時間にも少なからず影響がございますことをご理解ください。